1.18.2014

アジアの地形



アジアの地形

アジアの国

・ シンアンリン山脈
  大興安嶺山脈(だいこうあんれいさんみゃく、中国語簡体字:大兴安岭 Dàxīng'ānlǐng、満州語:ᠠᠮᠪᠡ ᡭᠵᠩᡤ᠇ᠠ Amba Hinggan、モンゴル語:ᠢᠬ ᠬᠢᠩᠭᠠᠨ ᠳᠠᠪᠠᠭᠠᠨ Их Хянган дабаа、大ヒンガンとも)は満洲・内モンゴルの火山山脈である。南北約1,200kmの長さに延びており、南に行くに従い狭くなっていく。東の満洲と西のモンゴル高原を分かつ。
深い森に被われ、1200~1300mの標高を持つ山脈の最高峰は2,035mになる。
満洲とシベリアの移行地帯にあるダウール族が住まう地域である。その斜面の比較的豊かな牧草地は10世紀に遼を打ち立てた契丹人の発祥地である。

・ アルタイ山脈
  アルタイ山脈は西シベリアとモンゴルにまたがる山脈。モンゴル語で「金の山」を意味する。最高峰はベルーハ山(ロシア語: Белуха、英: Belukha Mountain、アルタイ語: Muztau、4506m)。


アルタイ山脈

ベルーハ山(4506m)

・ モンゴル高原

  モンゴル高原は、モンゴリア(Mongolia)とも言い、東アジアの北に位置する内陸の高原地帯で、モンゴル民族やテュルク系民族の居住地。モンゴル国とロシア極東の南部と中国の内モンゴル自治区をあわせた領域にほぼ一致する。漢語では蒙古(もうこ)あるいは蒙古高原(もうここうげん)と言う。
標高およそ1000m前後の草原からなり、中央部は乾燥地帯(ゴビ砂漠)である。ゴビ砂漠を境目として、北部はモンゴル国にあり、南部を南モンゴル(内蒙古)あるいは漠南(ばくなん)と言って、歴史的・政治的に2地域に分かれている。北部はサヤン山脈を境界としてシベリアに接する。降水量は少なく、寒暖差の激しい、厳しい気候である。

モンゴル高原

・ ゴビ砂漠
  ゴビ砂漠(戈壁,Gēbì)は、中国の内モンゴル自治区からモンゴルにかけて広がる砂漠。東西約1600km、南北約970km、総面積は約130万km2で、世界で4番目の大きさを誇る。古くから匈奴を始め、柔然、突厥、回鶻、モンゴル帝国などの活躍の場であり、シルクロードの重要な拠点都市が幾つか存在した。また、黄砂(こうさ)とはこの地などから巻き上げられ気流に乗り運ばれる砂の事であり、春先には日本にも多く飛来する。
ゴビ砂漠は、雨雲がヒマラヤ山脈に遮られる為非常に乾いた風が吹き付ける。ゴビ砂漠は内陸にあるため大陸性気候であり、他の砂漠と比べ非常に高緯度(北緯43度付近、日本の札幌市に相当)であるにもかかわらず夏である5月~9月までの間の最高気温は45度を超えることもある。しかし冬である12月~3月の間は、砂漠の年中灼熱といったイメージとはかけ離れた寒風吹きすさむ厳冬の地である。特に1月末から2月にかけては最低気温がマイナス40度を割り込むことも少なくない
。他にも恐竜化石の世界的発掘地であることでも知られている。

ゴビ砂漠

・ タリム盆地
  タリム盆地(タリムぼんち、塔里木盆地)とは、中央アジアの中国・新疆ウイグル自治区にある中国最大の内陸盆地。東西1,400km、南北550kmにわたって広がる。総面積は560,000平方キロメートル。
北に天山山脈、西にパミール高原とカラコルム山脈、南に崑崙山脈とアルチン山脈がある。盆地内の大部分はタクラマカン砂漠で占められており、周囲の山脈の雪解け水を源とするタリム川や孔雀河などの内陸河川が流れている。
「さまよえる湖」として知られるロプノールは、タリム川の末端湖のひとつであり、この砂漠の北東端にあったが、上流にできたダムなどの影響で、現在は干上がっている。
この盆地は古来中国で西域と呼ばれた地域で、シルクロードが通っており、楼蘭、亀茲、于闐といった多くのオアシス都市国家が栄え、覇を競った。現在は中国領であるが、テュルク系遊牧民だったウイグル人がいまも住んでおり、言語もウイグル語で文字はアラビア文字を使う。


タリム盆地最大の都市カシュガルの市場

・ タクラマカン砂漠
  タクラマカン砂漠(塔克拉瑪干沙漠)は、中央アジアのタリム盆地の大部分を占める砂漠である。一帯は中国の新疆ウイグル自治区に属する。
名称の語源は、ウイグル語の「タッキリ(死)」「マカン(無限)」の合成語と言われ、「死の世界」「永遠に生命が存在し得ない場所」といったニュアンスとされる。
サハラ砂漠、アラビア砂漠、ゴビ砂漠などと並ぶ大きな沙漠のひとつで、面積は337,000平方kmに及ぶ。北に天山山脈、南に崑崙山脈と6000~7000m級の大山脈に囲まれているため非常に乾燥しており、降水量は年に数ミリ程度。過去は海または湖だったとみられ、標高は非常に低くマイナスの地域もあり、最低海抜はマイナス130メートルである。
タリム川を始めとするいくつかの河川があるが、いずれも内陸河川である。ホータン川(英語版)は崑崙山脈の雪解け水が増える夏季のみタクラマカン砂漠を南から北に横断して流れる季節河川として知られ、ヤルカンド川(英語版)やアクス川(英語版)などと合流してタリム川となる。「さまよえる湖」として知られるロプノールは、この川の末端湖のひとつであった。
砂漠の中央を東西に縦断することは極めて困難であり、かつてのシルクロードも、砂漠の北縁のオアシスに沿って進む西域北道(天山南路、漠北路とも)と、南縁のオアシスを辿る西域南道(漠南路とも)とに分岐していた。


タクラマカン砂漠の日没

・ チベット高原
  チベット高原(チベットこうげん、中国語:青蔵高原、雪域高原)はユーラシア大陸の中央部に広がる世界最大級の高原。チベットの領域とほぼ等しい。
東西約2,000キロメートル、南北約1,200キロメートル、面積約250万平方キロメートル(日本の国土面積の約6倍)。高度は3,500から5,500メートル、平均4,500メートル。
南境にはヒマラヤ山脈、西境にはカラコルム山脈、北境には崑崙山脈・阿爾金山脈・祁連山脈、東境には横断山脈が走り、7,000から8,000メートル級の高峰が連なる。東北部には面積20万平方キロメートルのツァイダム盆地やティショギャルモ湖(青海湖)がある。
20世紀後半からこの高原の大部分を領有している中華人民共和国は西蔵・青海などの諸地方に区分して、両地方の略称「青」「蔵」をあわせた青蔵高原(qīng zàng gāo yuán, せいぞうこうげん)としている。この高原は現在の中国領土の約23パーセントの面積を占めている。
また、チベット亡命政府が領有を主張している地域ともほぼ一致する。


チベット高原

・ 黄河
黄河(こうが)とは、中国の北部を流れ、渤海へと注ぐ川。全長約5,464kmで、中国では長江(揚子江)に次いで2番目に長く、世界では6番目の長さである。なお、河という漢字は本来固有名詞であり、中国で「河」と書いたときは黄河を指す。これに対し、「江」と書いたときは長江を指す。

黄河上流

・ 長江
長江(ちょうこう、中国語拼音字母: Cháng Jiāng)は、青海省のチベット高原を水源地域とし中国大陸の華中地域を流れ東シナ海へと注ぐ川である。全長は6300kmで、中華人民共和国およびアジアで最長、世界でも第3位。
中国国外では、最下流部の異称である「揚子江」(ようすこう、英語: Yangtze River)の名で良く知られる。古語では江(こう)。音訳する場合は「長」のみを音訳しチャン川 (Chang River) とすることもあるが、「江」が本来の河川名であることから、(他の中国の河川を「片仮名+川」とする場合でも)チャンチアンとすることもある。


チベット高原にある長江水源付近
・ ヒマラヤ山脈
  ヒマラヤ山脈(ヒマラヤさんみゃく、Himalayan Range)は、アジアの山脈で、地球上で最も標高の高い地域である。単にヒマラヤということもある。
ヒマラヤは、インド亜大陸とチベット高原を隔てているカラコルム山脈、ヒンドゥークシュ山脈、パミール高原から続く無数の山脈から構成される巨大な山脈である。 ヒマラヤ山脈はブータン、中国、インド、ネパール、パキスタン、アフガニスタンの6つの国にまたがる。いずれも最大級の大河であるインダス川、ガンジス川、ブラマプトラ川、長江の水源となっており、このヒマラヤ水系には約7億5千万人の人々が生活している(これにはバングラデシュの全人口が含まれる)。
ヒマラヤには、エベレストを含む、地球上で最も高い14の8,000 m級ピーク(独立峰)がある。付属峰も含めるとヒマラヤには7,000 m級の山が100以上も存在する。


ヒマラヤにある8000m峰の位置

宇宙から撮影したヒマラヤ山脈

世界最高峰のエベレスト(8848m)

ローツェ(8516m)はエベレストの南に連なる

世界第二の標高を持つK2(8611m)の北面

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